J.D.サリンジャー「ライ麦畑でつかまえて」
自身の中で「グレート・ギャッツビー」と同じくらいの距離感、特別感を抱いて横目に通り過ぎていました一冊。ギャッツビーは10年くらい前に読みましたが、こちらは未読でした。
先日、学生時分の友人が、お手紙にこの本のとある箇所を抜粋してくれまして一念発起。野崎さん翻訳版を読んでみました。
抜粋してくれたのは、白水ブックス・野崎孝一さん訳の268-269Pあたり。
以下、「ほほう、これはライ麦畑でつかまえて、を引用している作品なのか。果たして誰のなんていう小説なんだろう!?」と思って検索かけて打ちのめされたくらい無教養な僕の書き殴り感想文となります。
あ、あとこれは既に同書を読んでいる先輩方を対象とした感想文になっていますので、ネタバレへの配慮も何もあったものじゃありません。未読の方は、こんな場末のblogで触れる前に、とりあえず買ってきて読んでみたらいいと思います名作だと思います。何様だ僕は。
続きを読む宮沢和史「留まらざること川の如く」
昨年末から始まったツアー"時を泳げ魚の如く"。
そのパンフレットにも収録された曲を呼び水に期待を高められながらのリリースとなりました新譜"留まらざること川の如く"。聴くことが何故か怖く、発売から数か月たった今頃に全曲レビューなどしてみたいと思います。
続きを読む20190122 木下弦二@Manabu Coffee
ここ数年、お一人で名古屋を訪れて下さることの増えた弦二さん。これまでは生ギターでの弾き語りが主でしたが、今回はバンドでもお馴染みのエレキを手に、「この会場を意識して買った」というアンプを持参されての生歌ライブ。
東京ローカル・ホンクのステージでも"サンダル鳴らしの名人""夜明け前"などの曲では生ギターを使用されていますが、ネックの上をスルスルと滑るようなプレイ、また御本人が「アル・マッケイに本当に影響を受けた」と語るカッティングをより堪能出来るという点で、僕はエレキを持った弦二さんのプレイに特に惹かれるのであります。
(弦二さん自身によるブログ記事。あのお馴染みのフルアコについて、またその制作者の方との出会いについて書かれています)
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